消費生活最後の日です。2月28日の出来事は私にとって失恋だったのですが、3月は失恋のことで頭が占められていてこの日記を締めくくることができず、これを書いている今日は4月4日です。
29日は一日仕事でした。28日にした別れ話の影響で胃腸の調子が悪いです（その後、3月前半はヨーグルトと野菜ジュースとプロテインでしのぐ日々が続くことになります）。29日のお昼ご飯は会社の近くのタイ料理屋さんのガパオとレッドカレーのお弁当でした。普段食べないものを食べて元気を出したいと思ったのですが、赤い脂の浮いたレッドカレーは胃腸に厳しかったです。

最後にこの2ヶ月を振り返っておきます。
1〜2月はデートでの出費を考慮してファッション関係に使うお金を制限していた一方、3月は失恋の反動で派手に散財をした月になったので、もしかしたら2〜3月のほうが興味深い日記になったのかもしれません。3月に買ったものも記しておくと、Coachのバックパック、シュウウエムラのフェイスパウダー、アディクションのアイライナーとアイシャドウ、ユニクロのミラノリブクルーネックセーター、それと27歳にしてコンタクトデビューをして、ソフトコンタクトレンズ30日分です。
1〜2月はこれまでの私の人生のなかで最も頻繁に友人と恋人（別れ話のなかで遡及的に恋人と定義されることになる友人）と遊んでいた時期でした。少し前に流行っていた言葉でいえば、所有するモノではなく、人と一緒に経験するコトにお金を使っていた時期といえるでしょう。この時期はとても楽しかったので、私のこれからの人生の過ごし方のモデルになっていくような気がしています。

日記を書くことは自分の思考を振り返ったり、家計のどんぶり勘定ぶりを痛感したり、とても内省的で有意義な経験でした。掲載の機会をいただき、ありがとうございました。

仕事の後、渋谷で友人と会っておでんを食べました。
そのあと、エクセルシオールで友人と私の今後の関係性について話を聞きました。とても重大な話なのですが、今日の時点ではその深刻さがあまり理解できていません。

仕事が休みだったので、吉祥寺に遊びに行きました。風が井の頭池の水面を波立たせていて光がきらきらと反射していてとてもきれいでした。
コメダでお昼を食べながら翻訳作業を進めました。

今日は一日家に籠もって本を読んだり翻訳を進めたりしていました。
佐藤卓己さんの『現代メディア史 新版』という教科書を読んでいます。高校生のころは世界史の資料集や副読本を読むのがとても好きだったのですが、絶対に変わらない歴史的事実（新しい史料の発見によって細かい学説が変わることはあるとしても事実そのものは変わらないはずですし、歴史学者たちが作り上げてきた現時点での歴史認識も特に近現代に関しては大筋では事実にかなり近いはずと考えてよいのではないかと思います）を頭に叩き込んでいくことから得られる特有の安心感があります。

荻窪の図書館で今日も翻訳作業を進めたあと昨日に引き続き今日も高円寺に行って、友人の友人が主宰している味噌の仕込みイベントに参加しました。茹でた大豆の粒を潰す作業から始まるのですが、日常ではなかなか食べ物を指で潰すことはないので不思議な（ある種背徳的な？）感覚です。
茨城県に住んでいた幼いころ、祖母が毎年樽いっぱいの味噌を仕込んでいたことを思い出します。米のつぶがしっかりと残っていて、味噌汁のそこに沈んでいたのをよく覚えています。祖母が亡くなってもしばらくは祖母の残した味噌を食べ続けていました。
味噌を作りながら考えたのですが、私は有機的なもの、オーガニックなものを称揚する言説に対して否定的な気持ちを持っています。それはそういった言説が汚染された身体、手を加えられた身体、「不健康」な身体、「あるべき本来の姿」から外れた身体の価値の切り下げを伴うからです。発達障害者として育ち、薬でホルモンバランスを調整するノンバイナリーの私はそのような身体の（前近代を指向するという点である種逆説的な）規律化に与することはできません。幻想でしかない「あるべき本来の姿」を追い求めることよりも身体の生成変化の可能性に希望を持ちたいと思います。New materialismの諸理論のなかではどちらかというとJane BennettよりもRosi Braidottiに近い立場なのだと思います。

友人と高円寺でお茶をしました。星野源の番組で使われたお店らしいのですが、店員さんが席に案内するときに聞いてもいないのにこの席は星野源が座った席ですと紹介してくれておもしろかったです。よい香りのココアを飲んだあと、荻窪に移動して回転寿司を食べました。いわしの握りがぷりぷりでおいしかったです。

昨日余計に買ってしまった、あんバターの塩パンを会社に持っていってお昼に食べました。コーヒーと粒あんとバターの組み合わせはかなり好きです。それだけだと健康に悪そうなので野菜とチキンのラップも食べました。
帰りに大学に寄って延滞になっていた本を返しました。そのあと西早稲田駅まで歩いていって電車に乗ろうとしたら遅延していて家に着くのがかなり遅くなってしまいました。

今日も一日仕事でした。
炊いたご飯が冷蔵庫に入れてあるのを忘れて帰りにお弁当を買ってしまいました。さらに朝ご飯のパンまで買ってしまいました。会計してから気づいてちょっとパニックになりましたが、お弁当は今日の晩ごはん、冷蔵庫のご飯は明日の朝ご飯、パンは会社に持っていって明日の昼ご飯にすると決めて落ち着きました。

仕事が休みなので、荻窪の図書館に行って翻訳作業を進めました。難しい部分を過ぎてどうにかそれらしい訳ができる部分に入ってきたので楽しいです。
突然春のような気温になって変な感じです。お気に入りのバーバリーのスプリングコートを今年初めて着ました。
西友で初めて見かけて買ったにぎり棒天は食べごたえがあっておいしかったです。斜めに切っておでんの具にしてもよさそう。

一日仕事でした。しばらく日記を書かずに放置してしまったので、この日に何があったのか忘れてしまっています……

人生で初めて喫茶店でモーニングを食べました。分厚くて香ばしい食パンにバターをたっぷり塗って齧って幸せな気分になりました。休日に友人と喫茶店でモーニングを食べられる時間的・経済的余裕は私の人生にとって必要なものなのかもしれないと思います。
その後は路面電車で大学に行って翻訳作業を進めました。

友人と池袋で遊びました。
昨日の研究会で張り切っていっぱい喋ったので、ちょっと疲れ気味です。せっかくの遊ぶ予定なのにあまり元気がなくて友人に申し訳ない気持ちです。

大学で急ぎの事務手続きを済ましたあと、研究会で発表をしました。
先月ちょっとずつ読み進めていたJane Bennettの"Vibrant Matter"の日本語訳が今月出ていたので、生協で買いました。がんばって原文で読んでいた本の訳が出るのはちょっと損した気分だけど、最近new materialism関連の重要文献の日本語訳が相次いで出ていてよいことだと思います。
研究会では去年の秋から進めていた修士論文第2章にあたる部分の内容を発表しました。発表するたび他の大学の先生方に有益なコメントがいただけてありがたいです。
懇親会で行った居酒屋さんがお刺身も天ぷらもおいしくて大満足でした。

金曜日にある研究会の発表スライドを完成させたあと、友人と作っているZINEの打ち合わせを珈琲貴族エジンバラでしました。うっかりしていて今週は2回もエジンバラにきています。

今週は今日だけ仕事です。大学で応募しようとしている制度の手続きを大急ぎで進めなければならなくなって、会社のお昼休みに先生宛のメールを送ったりしていて忙しなかったです。

学会の入会申し込みなどもろもろの作業を済まして、友人と映画を観ました。
『哀れなるものたち』私はとてもよかったと思いました。この映画をよいと思えることには私の特権性も絡んでいるのだろうと思います。

友人の公演の手伝いに行った後、珈琲貴族エジンバラで作業をしました。エジンバラで作業がよく進むのは、ケーキとコーヒーで1650円する高い値段に見合った進捗を生み出さなければという気分になるからなのかもしれません。

たくさん活動した一日でした。
朝起きてご飯を食べて、ここ数日迷っていた辞書を買いました。これまでリーダーズ英和辞典を使っていたのですが、用例が少なくていまいちその言葉の使われる文脈がわからないことが多かったので用例の多い大辞典と、論文特有の言い回しの解釈に困ることがあるので学術英語に特化した英英辞典です。ただ、リーダーズ英和辞典も項目あたりの情報量が絞られていて見やすいのは確かなので、用途によって使い分けることになるのだと思います。
春にピクニックをする予定なのですが、以前買ったレジャーシートが弟の車の替えのタイヤの下に敷くのに使われてしまっているので、重いタイヤを持ち上げてレジャーシートを回収して庭の水やり用のホースでじゃばじゃばと洗いました。そのあと洗濯洗剤でつけ置きしてすすいでだいぶきれいになりました。
夕方に新宿に行って脱毛の施術を受けました。6回目なのでそろそろ終わりになってほしい。
そのあとは友人がインスタに載せていて気になっていた小田急ハルクの1階の珈琲 ピースに行きました。私は煙草を吸わないので、ぜひ喫煙者と一緒に行きたいです。指導教員と一緒にやってみることになった論文の翻訳をケーキを食べながら1ページだけ進めました。

一日仕事でした。晩御飯は昨日買って1個冷蔵庫にいれておいたメンチカツを食べました。

今日は仕事が休みなので吉祥寺に行きました。平日の吉祥寺は空いていて快適です。
いつものパターンでThe City Bakeryでコーヒーを飲んだあと、武蔵野市立中央図書館に行きました。このパターンをこなすと安心できる感じがします。
パルコの裏の居酒屋が潰れたところがビデオインフォメーションセンター（VIC）の調理器具屋さんになっていました。吉祥寺のあちこちにVICのお店がありますが、吉祥寺の吉祥寺らしさの10%くらいはVICによって担われているのではないかと思います。
いつも長蛇の列のお肉屋さんのメンチカツがあまり並ばずに買えそうだったので2個買いました。
昨日スキャンした『アトラクションの映画』とても面白かったです。私は映画がかなり苦手で年に5本くらいしか観ないのですが、私の苦手な映画は現在主流になっている物語映画なのだと思いました。数少ない好きな映画（寺山修司や蜷川実花や押井守の作品）はかなりアトラクション性の強い映画といえそうです。『田園に死す』の最後、居間の壁が倒れて新宿東口が現れるシーンの衝撃はまさにアトラクションです。この嗜好はたぶん私の自閉症の特性と結びついていて、要するに登場人物の感情がわからないから視覚的刺激が映画から得られる主要な快楽になるということなのだと思います。

一日仕事をして、退勤後に東京都立中央図書館に行きました。初めて行ったのですが、市区町村の図書館とも国会図書館とも違った方向性の図書館でとてもよかったです。洋書もそれなりにあって、開架の棚が多くて、複写も自分でできます。
大学の図書館で貸出中になっている（けど気になっていてすぐに読みたい）トム・ガニングという映画研究者の『アトラクションの映画』という論文を複写しました。おまけに去年研究を進めていた衛生博覧会についてのこれまで見逃していた文献も見つけられてうれしいです。
都営大江戸線に乗ると気持ち悪くなることが多いです。車両が狭くて圧迫感があったり人と人の間が近いのが理由のような気がします。ちょうどnew materialismの社会学への適用についての書評論文（森、岩舘、植田『新しい物質主義的社会学に向けて』書評ソシオロゴス 2017 年 13 巻 2 号）で社会における物質的・非人間的なものの作用について読んでいるのですが、都営大江戸線における気分の悪さ（という情動）はまさに車両の狭さという物質性による人間の身体への作用だといえると思います。

今日も一日仕事でした。
あまり元気がなかったので、お昼ごはんに甘いものを食べてコーヒーを飲みました。元気がないときは甘味とカフェインを摂取すれば3回に1回くらいは元気になれます。
晩ご飯は昨日買いすぎたぶりの竜田揚げを食べました。

雪というイレギュラーな出来事で疲れた一日でした。夜会社を出たら東銀座はまだ積もっていませんでしたが、石神井はしっかり積もっていました。
ヨークフーズで朝ごはんのパンを買って、丸亀製麺で晩ごはんのうどん弁当を買おうと思っていたら大雪のため閉店していたのでクイーンズ伊勢丹に行きました。クイーンズ伊勢丹で何を食べるか迷って、ぼーっとして買いすぎてしまいました。ぶりの竜田揚げを最初にかごに入れて、その後目に入ったサーモン漬け丼も入れてそのままレジに向かったことが原因です。疲れて何をどれくらい食べたいかよくわからなくなっています。
イレギュラーな出来事で他人からわかるレベルのパニックになることは大人になってからほとんどなくなりましたが、こういう混乱は今でもあります。ぶりの竜田揚げは数百円程度だし明日食べればいいので、気にしないことにします。
降り積もった雪をぎしぎしと踏み固めて帰りました。

昨日がんばった反動で一日寝ていました。夜になってから買い物に行って、ひきわり納豆を買いだめしました。
まったく勉強しないのも気分的によくないので、生チョコプリンを食べながらAndrew Mcstayの"Creativity and Advertising : Affect, Events and Process"の第5章をちょっとだけ読み進めました。

定点観測の日でした。おしゃれな人をたくさん見て、おしゃれな人の話を根掘り葉掘り聞いて、大量の学習データを与えられた人工知能の気持ちです。
私はファッションにそれなりに関心があります。ファッションについて専門的に勉強したことはないし、あまり服にお金をつぎ込んでいるわけでもないし、定点観測のメンバーの間でのいろいろなブランドについての会話にも実はあまりついていけてないくらいに知識不足ですが、関心はとてもあります。定点観測でおしゃれな人のブランドやアイテムへの愛の話を聞くのもとても楽しいです。でも、ファッションについて考えていて突然しんどくなってしまう瞬間があって、それはなんでなんだろうとずっと考えていたのですが、今日やっと腑に落ちました。
私は自分に関係のない他人のものとしてのファッションは楽しむことができます。Youtubeでどこかのブランドのショーを見るのは楽しいし、友人が服を買うのに付き合うのも楽しいです。でも、自分が身にまとう具体的な布という意味でのファッションについて考えるとしんどくなってしまいます。これは普段抑圧できているノンバイナリーの自閉症者としての性別違和や身体違和が自分の着る服について考えることによって吹き出してしまうからなのだということが今日わかりました。わかったからといって乗り越えられるわけではないのですが、わからないよりはよいはずです。
考察シートを書き終えて、渋谷パルコに行きました。パルコのアルバイトで稼いだお金はパルコで使います。PUEBCOで前からほしかった（けどオンラインストアでは欠品していた）ゴミ箱を見つけたので買いました。オイル缶を再利用して作られた同じシリーズの小さめのゴミ箱を持っているのですがそちらは寝室用にして、今日買った大きめのほうを居間用にします。
たくさん人と喋って元気になっているので今日のうちにいろんな作業を進めておこうと思って、パルコのなかのスターバックスでZINEの編集スケジュールを引き直したり指導教員へのメールを書いたりしました。動けるときに動いておくということがここ数年の生活から得られた重要な学びです。

最近毎日出勤して毎日中華料理屋さんのお弁当を食べ続けていて、昨日久しぶりに体重計に乗ったら2kg近く増えていてびっくりしたので、今日のお昼はラップとサラダです。
早めに仕事が終わる日だったので、友人と上野で遊びました。
上海料理屋さんで酸菜魚というものをおそるおそる頼んでみたのですが、とてもおいしかったです。なんとも形容しづらい味で、何を組み合わせるとこうなるのか不思議。昼は我慢したはずなのに結局夜は油こってりの中華料理を食べてしまいました。

今日も仕事でした。この1年で完全に学生気分に戻っているので、4連勤が果てしなく感じられます。
帰りの電車の中で聴いたBjorkの"Dark Matter"のAlva Notoによる改作がとてもよかったです。
帰りにいなげやで、おかめ納豆のうま味シリーズの極小粒タイプとひき割りタイプが安くなっていたのでまとめ買いしました。出汁の香りが強い納豆が大好きです。
支払いはついにセルフレジが導入されていました。